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ドンクラーヴェ 体験版 

デザイナー:宮野華也(MoB GAMES)
人数:3-4人(2人用ルールもあり)
プレイ時間:5-15分
メカニクス:伏せカード
ルール読解:簡単
インスト5分程度
言語依存:あり(国産ゲームなので問題なし)

概要
グループSNEのコンテストでも入賞した宮野華也氏の作品。2015年秋のゲームマーケットで初出となったドンクラーヴェの体験版として流通していたもの。作者得意の「相手の伏せたカードが何か予想して行動する」ゲームである。この作品を紹介するにあたりメカニクスとして「賭け?ドラフト?バッティング?なんだか違う」と悩んだ結果、伏せカードというジャンルとして表現することにした。シンプルで短時間ながら、非常に思考性が高く、様々なジレンマに苦しめられる。ジレンマと言えばライナー・クニツィア氏で、その悩ましさの表現として「これはいいクニツィア」という人も多いが、宮野氏の作品のプレイ感はまさに「これはいい宮野」という言葉が流行るのではないか。というか流行れ(願望)。製品版の割引券も同梱されており、実質200円で遊べる非常にコスパに優れた作品である。
タイトルはドングリとコンクラーヴェの複合語だが、ドングリの背比べ(数字比較)と教皇選出(投票制)の要素を表現しており、上手くテーマを合わせていると感心しきりである。

ゲームの終わりと勝敗
誰かが8点以上の得点を獲得したラウンドで終了。最も得点の高いプレイヤーの勝利。

ルール
各プレイヤー1-4のどんぐりカードを手札とする。場には「この中で最も小さい」等の達成条件と達成時の得点が記載された宣言カードがあり、スタートプレイヤーから順に自分のどんぐりカードから1枚を選び裏向きにして自分の前に伏せ、続いて場から宣言カードを1枚取り、伏せてあるどんぐりカードの上に重ねる。これで宣言終了となり時計回りに次の人の手番となる。これを全員が行ったら選ばれなかった宣言カードに対して神の恩恵チップを乗せる。その後一斉にどんぐりカードをオープンし、自分のどんぐりカードが宣言カードの条件を満たしていれば、記載されている得点+乗っている神の恩恵チップの得点が与えられる。次のラウンドはスタートプレイヤーが左隣に移動する。