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Dice de Pon!
ダイスでポン!

デザイナー    原案:NIK
      デベロップ:北条投了
人数:2~∞人
プレイ時間:1~∞
メカニクス:ダイスロール
      言葉遊び
ルール読解:簡単
インスト1分
言語依存:あり(国産ゲームなので問題なし)

概要
人数無限大、時間無限大、可能性無限大なハイポテンシャルなワードゲーム。人数2人からとなっているが、本人が楽しければソリティアも可能。「深夜のテンションでやるゲーム」「飲みながらやるゲーム」「永遠にやってられるゲーム」と様々な形で形容することができる。次に遊ぶゲームを決める合間にも遊べる。むしろこれで決められる。「じゃあテーマはボドゲで・・・KとA」「カタンだな」。説明書は一見分厚いがほとんどがカンニングペーパーという名の解答例集である。ジャンルを決める際にはダイスを振らずにボードを使って決めることができる。このボードを使ったときにのみ登場するジャンルが「えっち」である。このえっちについてはカンニングペーパーが説明書に無く、説明書にあるQRコードを読み取りオンライン上で閲覧することが可能である。全年齢対象商品として素晴らしい配慮である。なおこのジャンルを選ぶと色々自分をさらけ出してしまうので、親しい人間と遊ぶ時以外はダイスを使用することを推奨する。

ゲームの終わりと勝敗
言ってしまうと面白くないので、購入して説明書を読んでみてください。非常に斬新なゲーム終了条件となっております。終了は突然やってくるものです。

ルール
誰かが代表して全てのダイスを振る。ダイスにはそれぞれ「子音」「母音」「文字数」「ジャンル」が示されており、その条件を満たす単語を最も早く言えた人間が点を得る。
例 「K」「A」「4」「食べ物」という出目の場合、「からあげ」等を答える。
答を言った人が次にダイスを振り、これを繰り返す。
ジャンルのダイスを使わず、ジャンルボードから選ぶ形にすることもでき、そのルールを採用する場合は、直前の問題の解答者がジャンルを決定することができる。

 
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ドンクラーヴェ 体験版 

デザイナー:宮野華也(MoB GAMES)
人数:3-4人(2人用ルールもあり)
プレイ時間:5-15分
メカニクス:伏せカード
ルール読解:簡単
インスト5分程度
言語依存:あり(国産ゲームなので問題なし)

概要
グループSNEのコンテストでも入賞した宮野華也氏の作品。2015年秋のゲームマーケットで初出となったドンクラーヴェの体験版として流通していたもの。作者得意の「相手の伏せたカードが何か予想して行動する」ゲームである。この作品を紹介するにあたりメカニクスとして「賭け?ドラフト?バッティング?なんだか違う」と悩んだ結果、伏せカードというジャンルとして表現することにした。シンプルで短時間ながら、非常に思考性が高く、様々なジレンマに苦しめられる。ジレンマと言えばライナー・クニツィア氏で、その悩ましさの表現として「これはいいクニツィア」という人も多いが、宮野氏の作品のプレイ感はまさに「これはいい宮野」という言葉が流行るのではないか。というか流行れ(願望)。製品版の割引券も同梱されており、実質200円で遊べる非常にコスパに優れた作品である。
タイトルはドングリとコンクラーヴェの複合語だが、ドングリの背比べ(数字比較)と教皇選出(投票制)の要素を表現しており、上手くテーマを合わせていると感心しきりである。

ゲームの終わりと勝敗
誰かが8点以上の得点を獲得したラウンドで終了。最も得点の高いプレイヤーの勝利。

ルール
各プレイヤー1-4のどんぐりカードを手札とする。場には「この中で最も小さい」等の達成条件と達成時の得点が記載された宣言カードがあり、スタートプレイヤーから順に自分のどんぐりカードから1枚を選び裏向きにして自分の前に伏せ、続いて場から宣言カードを1枚取り、伏せてあるどんぐりカードの上に重ねる。これで宣言終了となり時計回りに次の人の手番となる。これを全員が行ったら選ばれなかった宣言カードに対して神の恩恵チップを乗せる。その後一斉にどんぐりカードをオープンし、自分のどんぐりカードが宣言カードの条件を満たしていれば、記載されている得点+乗っている神の恩恵チップの得点が与えられる。次のラウンドはスタートプレイヤーが左隣に移動する。

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FABRIK DER TRAUME (HOLLYWOOD)

ドリームファクトリー(ハリウッド)

 

デザイナー:ライナー・クニツィア

 

人数:2-5人

プレイ時間:90分

メカニクス:オークション

 

ルール読解:普通

インスト15分程度

言語依存:無し(映画タイトル等が分かれば楽しい)

概要
実在の映画やスタッフをテーマにしたゲームで、あの名作をあのキャストで作り直そう!というもの。タイトルはハリウッドだったりハリウッドブロックバスターだったりドリームファクトリーだったり色々変わり、内容も映画等が変わっていたりする。しかしいずれも手に入りにくい。「アクアステップアップ」にて主人公が欲しがっていたのも納得。
なお作者クニツィアも-1点の大根スターとしてゲーム内に登場する。

ゲームの終わりと勝敗
8つのラウンドを1クールとして4クールを行い、その後映画祭の賞を分配する。完成した作品の点数、獲得した賞の点数、手元に残った契約書の枚数を合計し、最も合計点の高い人が勝利。

ルール
映画スタッフを落札し、映画の完成を目指す。落札はお金でなく契約書を使用。一人12枚(5人プレイ時は10枚)契約書と各ジャンル1つずつ、計3つの初期台本を持ちスタート。
最初の建物マスには名映画監督が1枚、他の建物マスには書いてある数字分のチップがランダムに表向きで、パーティマスには人数分のチップが裏向きでランダムに配置される。
建物マスではそれぞれそこにあるチップを契約書何枚で欲しいかを提示します。パスした場合は脱落し、1人を残して脱落すると提示した契約書を場中央に支払い、チップを全て取る。取ったチップはその場で自分の台本の対応する部分に置く。上書きも可能。置きたくない場合は破棄し、キープはできない。中央に支払われた契約書は他のメンバーで山分けし、余りはそのまま残して次のラウンドの分配時に加える。
パーティマスまで進んだら、そこにあるチップを裏返して1人1枚ずつ取ります。取る順番は持っている台本上の役者、スターの枚数が多い順。
台本のスペースを埋めると完成し、そこに書かれた星の数が映画の点数となる。クール毎に賞の発表があり、優秀な映画が表彰される。4クール終わって最も点を取った人の勝利。

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