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Splendor
宝石の煌き 

デザイナー:マーク・アンドレ
人数:2-4人
プレイ時間:30分
メカニクス:拡大再生産
ルール読解:簡単
インスト10分程度
言語依存:無し

概要
2014年に発売され、シンプルながらもいい意味で苦しいプレイ感から「洗面器ゲーム」と評され、年間ゲーム大賞にノミネートもされた。大賞は逃したものの非常に人気が高く、特にゲーム初心者にも勧めやすいということで、手軽なプレイ時間も含めてよく遊ばれるゲームである。こうした拡大再生産のゲームは、効果がごちゃごちゃと存在してルールも要素も複雑になりがちだが、可能な限りそれらを削り落として、1枚買うと1個分得するという効果に全てをまとめてしまっている。「システムとして目新しさは無い」「テーマ性を感じない」と言われることもあるが、拡大再生産の核を抜き出して濃縮した結果なので、むしろそこまで要素を抑えた作りにも関わらず多くの人に楽しまれているあたり、複雑にしなくてもゲームは作れることを証明した作品である。

ゲームの終わりと勝敗
宝石に記されている得点と貴族タイルの得点を合わせて15点以上に到達したプレイヤーが現れたら、まだその周回の手番が回っていないプレイヤーが手番を行い、全員が同回数の手番を行ったらゲーム終了。最も点数の高いプレイヤーの勝利。

ルール
人数に応じた規定の宝石チップと貴族タイル、レベル1~3のカードを配置する。手番に出来ることは

1)別種の宝石チップ3個を獲得する 2)同種の宝石チップ2個を獲得する(そのチップが場に4枚以上残っていないといけない) 3)カード1枚をキープし、同時にオールマイティのチップを1枚獲得する(キープは3枚まで) 4)場のカードを書かれているコストを払い獲得する

この4つからいずれかの行動を行い手番終了。カードには宝石が描かれており、獲得すると以降同種のコストが安くなる。チップは10枚しか持てないので、チップとカードを組み合わせて、より高得点のカードを獲得していく。